1. ベータカロテンとは
ベータカロテンは植物に豊富に存在する赤橙色色素の1つです。両末端にβ環をもつ最も一般的なカロテノイドでビタミンAの前駆体です。テルペノイドの1つであり、水には溶解しませんが脂溶性は高くなります。
食品では、人参、ほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれています。脂溶層の活性酸素を消去する抗酸化食品の1種です。
ベータカロテン20%オイルは真核藻類である緑藻の1種です。代表種のドナリエラサリナはシオヒゲムシという和名で知られ、細胞は単細胞でやや細長い楕円形、先端に二本の等長鞭毛を持ちます。カロテノイドを大量に産生するのでドラリエラが大発生すると水面がオレンジがかったピンク色に染まります。
当社のベータカロテンは汽水(海水と淡水との混合によって生じた低塩分の海水)湖で人口養殖しており塩分濃度をうまくコントロールし、大豆油で希釈20%品にしております。
原料原産国:インド
ベータカロテン加工国:インド
2. 製造工程
ベータカロテン(Dunaliella Salina)20%オイル
3. 製品仕様
製品規格書
品目 | 規格 | |
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外観 | 赤から赤褐色のオイル | |
匂い、味 | 特有の匂い、味 | |
オイルの種類 | 大豆オイル | |
乾燥減量 | ≦1.0% | |
同定 | ベータカロテンに対し陽性 | |
分析 | ||
総カロテン(UV) | ≧21.5% | |
HPLCエリア正常化による含有 | ||
ベータカロテン (シストランス異性体) | 20-21% | |
アルファカロテン、ルテイン、ゼアキサンチン | 0.5-1.5% | |
微生物 | ||
一般生菌数 | ≦1000/g | |
カビ、酵母 | ≦100/g | |
サルモネラ菌 | 陰性 | |
大腸菌群 | 陰性 | |
大腸菌 | 陰性 | |
黄色ブドウ球菌 | 陰性 | |
重金属 | ||
鉛 | ≦3ppm | |
ヒ素 | ≦1ppm | |
カドミウム | ≦0.5ppm | |
水銀 | ≦0.1ppm | |
GMO | Non-GMO | |
放射線照射 | 放射線非照射 | |
残留溶媒 | ||
酢酸エチル | ≦200ppm | |
アセトン | ≦50ppm | |
ヘキサン | ≦50ppm | |
賞味期限:密封状態で3年 保管方法:光や熱を避け、密封状態で冷暗所にて保管。開封後はなるべく早めに使用するか窒素充填する |
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追加製品データ | ||
天然トコフェロール | 0.30% | |