1. 白インゲン豆抽出物とは
伝承医薬
中国の『本草綱目』には、「中を和し、気を下し、五臓を補い、嘔吐を治し」とあり、腸カタルや中毒に効果があるとされている。
莢は、中等度の利尿作用、毒の排泄作用がある。粉末や煎じたものには、糖分解、糖尿病の治療として、血中のグルコース量を防ぐ。
作用機序
近年の研究で、白インゲンからの抽出物には、アルファ・アミラーゼを抑制する働きが明らかにされた。
食物として摂取された炭水化物は、膵臓から分泌されるアルファ・アミラーゼとでん粉が小腸で結合して、グルコースに分解され、体内に吸収される。
グルコースは身体がカロリーを必要としているときはエネルギーとして燃焼されるが、余分なグルコースは、肝臓や筋肉からさらに脂肪細胞へと移行して蓄えられる。
これが肥満を引き起こすことにつながる。しかし、白インゲン抽出物によって、アルファ・アミラーゼの分泌が抑制されると、このでん粉の分解がブロックされるため、グルコースに分解されず、結果として小腸でも吸収されない。
安全性
中国の『本草綱目』には、「中を和し、気を下し、五臓を補い、嘔吐を治し」とあり、腸カタルや中毒に効果があるとされている。
莢は、中等度の利尿作用、毒の排泄作用がある。粉末や煎じたものには、糖分解、糖尿病の治療として、血中のグルコース量を防ぐ。
【白インゲン豆抽出物原料詳細】
- 商品名:白インゲン豆抽出物
- 名 称:白インゲン豆抽出物
- 学 名:Phaseohus vulgaris
- 英 名:Kidney Bean Cranberry Bean
- 製造メーカー:Gulin Layn Natural Ingredients Corporation(中国)
2. 摂取量目安
通常、一日当たりの目安量は500mg以上
3. 製品仕様
規格基準
品名 | |
---|---|
白インゲン豆抽出物 | |
原材料表示名称 | |
白インゲン豆抽出物 | |
特性 | |
外観 | 特有の匂いと味のある少し黄みがかった白い粉末 |
原産国 | 中国 |
粒子の大きさ | 80メッシュ |
使用部位 | 種子 |
化学的試験 | |
αアミラーゼ抑制能力 | >2200Unit/G |
抽出溶媒 | エタノールと水 |
残留溶媒 | <0.01% |
賦形剤 | 15%マルトデキストリン |
乾燥減量 | <5.0% |
灰分量 | <10.0% |
重金属 | <10PPM |
ヒ素 | <0.5PPM |
鉛 | <0.5PPM |
カドミウム | <0.05PPM |
水銀 | <0.05PPM |
残留農薬 | |
農薬666 | <0.1PPM |
DDT | <0.1PPM |
アセフェート | <0.1PPM |
メタミドホス | <0.1PPM |
パラチオン | <0.1PPM |
PCNB | <10PPB |
微生物検査 | |
一般生菌数 | <1000cfu/g |
酵母菌/カビ | <100cfu/g |
サルモネラ菌 | 陰性 |
大腸菌 | 陰性 |
ブドウ球菌 | 陰性 |
大腸菌群 | 陰性 |
アフラトキシン | <0.2PPB |
その他 | |
抽出方法 | 水とエタノールで抽出しスプレイドライ |
保存方法 | 直射日光を避け、冷暗所にて保管して下さい。 |